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「大好き」という言葉。 [Cat]


作者: ハンス ウィルヘルム
出版社/メーカー: 評論社

愛猫が瀕死の時、少しでも体に良い物を食べて貰おうと貪るように色々と検索していた時に見つけた絵本。

時期が時期だっただけにタイトルを読んだだけで号泣してしまった。
タイトルから推測される通り切ないストーリーだが、読み終えたあと‥ただ悲しいだけではなく、静かに心に響いて暖かく残る、とても素敵な絵本だった。

愛猫が衰弱しきった状態から少しだけ回復し、それでもまだ予断を許さない状態だった時、私はこの本に描かれているように「いつ別れが来ても良いように、言葉で自分の気持ちを伝える」というつもりではなく忍び寄る死を遠ざけるために、毎日彼の耳元で「大好きだよ」と言い続けた。
「まだ一緒にいたいよ」と。

その気持ちが通じたのかは分からない…分からないが、『言葉』で伝え始めてから虚ろげな目に輝きが戻り、元気を取り戻し、可愛らしい顔でアイ・コンタクトを送ってくるまでに回復してきた彼を見て、間に合って良かったと本当にこの本に感謝した。

絵本なので子供向きだと思われがちだが、何の飾り気も無い素直な言葉が大人の私にも伝わってくる。
子供がいる方はもちろん‥動物と同居されている方や、もちろん動物と同居していない方にも読んで欲しいと思う本だった。


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愛猫のストレス [Cat]

映画の感想など色々書きたいことがあるのに、気分が落ち込んでいる時は何もしたくないものだ。
急に愛猫三人兄弟のうちの一人、【美しい瞳を持つ男】の体調が悪くなり…というより一時期とても危険な状態になってしまい、自分で思う以上に精神的ショックが大きかったのか食欲も無く眠れなくなり、無気力状態に陥ってしまった。
こんなに精神ダメージを喰らったのは可愛がっていた最後のインコが死んだ時以来か。


【美しい瞳を持つ男】は昔から食が細く、何度かに分けてご飯を食べる子だったのだが、ここ数ヶ月‥日に日に食が細くなり水もあまり飲まなくなっていた。
これから更に暑くなる季節にこれはマズイと思い病院に連れて行ったところ、少し脱水症状気味だったのと季節的にも年齢的にも体力が無いと危ないということで増食剤を期間限定で飲ませることに。
増食剤投薬の最終日…薬のせいでご飯を少し食べたのだが、その直後、突然よろめき始めてバッタリと意識が無くなった。
半狂乱で夜間救急を受け付けている病院を探し一日入院。
その後、状態が一時回復したので次の日に元の病院に戻ったが、結局は脱水症状も酷かったので二日間入院することになった。
後で分かったことだが、体力が落ちていたため薬が効きすぎてしまい気絶してしまったようだ。

入院してから二日後・・・
退院してきた【美しい瞳を持つ男】の姿は、転院する時に一時うちに戻った時よりも酷く衰弱し、目からは弱々しく涙を流し、全く身動きせず寝ているだけの状態で、今にも死にそうなその姿に家族は涙を流すしかなかった。

実は今の病院に転院してから、食欲が落ち始めて目に見えて年老いた。
体力的にではなく精神的に衰弱していく感じだった。
誤解のないよう書いておくが、決して今の病院の先生が腕が悪いと言っているのではない。
ただ、腕が良いから=人気があって他種類の動物達が出入りするので神経質な性格の子ではストレスがたまるだろうし、無闇やたらに麻酔を打ったりしないので少しだけ痛みを伴う(便を掻き出したり)治療するため、そのことも強い精神的ショックを受けていたのだろうと思う。
人間と同じように動物にも個体差があり、かかる病院も相性がある。
いくら前に通っていた病院がヤブ医者だったとはいえ、巨大結腸症が治るなら…と転院させ、初めての病院で緊張しているのに痛みを伴う治療をされ、我慢させてしまい、結果的には便秘が緩和されても精神・体力ともにボロボロになってしまった…。

今は少し安定しているが、遠くばかりを見ていて切なくなってくる。
頼むから、もう一度だけ…もう一度だけ頑張ってください。


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愛する男3“人”の・・・浄水器【フレッシュフロー】 [Cat]

我が家には3人の愛する“男達”がいる。

一人は、美しい瞳を持つ男。
一人は、美しい腹を持つ男。
一人は、美しい声を持つ男。

この3人の“男達”のため…というより、そのうちの一人の「美しい瞳を持つ男」巨大結腸症という病を患っており、彼のために【フレッシュフロー】という浄水機能付給水器の購入してみた。
彼は食事療法に加え‥固い便を柔らかくする薬を飲み続けているのだが、基本的に「美しい瞳を持つ男」は水をあまり飲まないため今の状態から酷くはならないが改善もされず、身体と精神的に負担を強いられるばかりだったので、
薬のみに頼らず身体の中から改善しようということで、水を飲む量を増やし⇒カチカチの便に水分が入る=柔らかくなって排便しやすくなるのでは…と考え、購入を決めた。

購入前は本当にこれで飲む量が増えるのか?と半信半疑、賭けのつもりで購入したのだが・・・
設置した途端、各自‥最初は怪しげな装置(笑)に警戒しながら、近付いて匂いをフガフガと嗅いだ直後ガブガブ飲み始める者もいれば、何も確認せず飲み始める者、チョロチョロと流れる水をジィ~ッと眺めたあと‥試しに一撃カマして(笑)から飲み始め、期待以上に3人全員がゴキュゴキュ(笑)と飲みでくれたのである

ちなみに【フレッシュフロー】とは↓コレ。



活性炭フィルターが付いており、常に綺麗なお水が循環(もちろん定期的に掃除は必要)するという代物で、想像していたほどの大きい音はせず…というより、むしろ静かで(水槽のモーターよりも静かだが人によっては大きいと感じるかも知れない)、ゆっくりと‥静かに中央からお水が流れ出て循環され続ける。
フィルター交換も可能で、60日~90日の間に交換(※人数によって交換期間が変動)。
手入れは週1日ぐらいで丸洗いした方が衛生のためには良いようだ。
組み立ても簡単で、プラスチック製だが全体的にしっかりした作りになっている。 私的にブルーのタンクが少々安っぽいのが唯一の欠点か。
水を循環しているアダプターも単品でオプション販売しているので、結構長持ちするのではないだろうか。

水を飲んでくれないとお悩みの方、絶対飲むとは言い切れないが試してみる価値はあるかも



※巨大結腸症⇒原因不明の結腸機能障害による便秘で起こる後天性のものと、運動不足や事故等で腸が何らかの形で傷つけられたりして起こる病気。
筋肉の機能障害=結腸の運動性がなくなって拡張巨大化し、便がどんどんたまってしまう重度の便秘である。

広範囲な年齢の猫に起こり、品種または性別に関係なく、肥満または肥満予備軍や活発ではない猫での危険性が大きいと言われている。
環境的変化やストレス等で起こる場合もあり、重度の場合は外科的手術も行う。
手術後は軟便となる場合が多いそうだが、手術を行う医者により差があり、手術を行っても直ぐに再発してしまうこともある。
一度この病気になってしまうと、治療法や飼い主の生活習慣(ご飯のあげ方等…)により治り具合に差が出て完全に治るとまでは言い難い。
逆に手術後、薬など飲まずに軟便になれば万歳乱舞である。
我が家の“愛する男1号”は再発してしまい、薬が必要となってしまった(泣)


   †治療法†

便軟化剤やミネラルオイル等の使用により便秘を防ぎ、便をスムーズに出すようにする。
定期的な浣腸、便の強制排泄(搾り出す・掻き出す)が生涯必須になる子もいる。
しかし…私的に、高齢ならば衰弱する可能性も十分高いので長期間推奨できる方法ではない。

上記のどの方法を試してみてもあまり進展が見られない場合、耐えられる年齢であるなら外科的手術をする場合もあるが、治る場合(軟便)と再発してしまう場合があるので、確実にお薦めできる方法とまでは言えない。
食事療法等…治療法も含め、担当医とよく相談して決めていくしかない。


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